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『塩の道』で『敵に塩をおくる』届いた日が1月11日
2020/01/11
『敵に塩をおくる』という美談で知られる、越後の上杉謙信が甲斐の武田信玄に、牛馬の隊列を整えて塩が届いたのは1月11日だそうです。人々はその時の恩を忘れないように、それ以来、毎年この日には祭りを行うようになったのです。これが何百年も続けられた「塩市」の始まりです。今では、その塩市も飴市に変わって、1月11日には、賑やかに祭りが開かれるのそうです。

この『敵に塩をおくる』という美談で知られる街道が『千国街道』であり、『塩の道』です。
信州と越後を結ぶ動脈として塩・麻など海陸の物資が運ばれ、新道の整備される明治20年前後までは経済路線としての重要な役割を果たしており、荷物の輸送は、すべて牛馬とボッカによるものであったそうです。
この千国街道は安曇野の豊かな田園地帯を貫き、仁科三湖を巡り、北アルプスを仰ぎ、渓谷に沿うなど、稀に見る美しい風光の地を辿っているが、この地域は豪雪地帯である上に険路が多く、物資の輸送は難渋を極めたそうですが、今では、民俗・自然・石仏の宝庫として、歩く人々に深い郷愁を誘う道となっています。

春には、この千国街道をトレッキングする方も多くいらっしゃるようで、ゴールデンウィークには、『塩の道まつり』も模様されています。塩の道にちなんだトレッキングコースがあるみたいですね。
そして、新潟の春の見どころと言えば、日本三大夜桜の一つ高田公園のお花見、イチゴ狩りや山開き、春を告げる花たち(雪割草、雪椿、水芭蕉、カタクリ、チューリップ)。雪解けから、春の息吹を感じられ、身も心もなんだかウキウキする季節ですよね♪

1月11日、鏡開きについては、
正月に年神様に供えた鏡餅を一家円満を願いながらお雑煮やお汁粉にして食べる日です。
鏡餅の名前は、日本に伝わる三つの宝、三種の神器に出てくるカガミの形に似ていることから名付けられ、鏡餅には、宝が家にやって来るようにとの意味が込められているそうです。

そして、『鏡開き』は武家社会の風習だったものが一般化し、刃物で切るのは切腹を連想させるため、手や木鎚で割ったり、砕いたりします。また「切る」という言葉をさけて、「開く」という縁起の良い言葉を使って験を担いだりしています。

その他、鏡開きは地方によって日が違い、京都では4日に、ほかに20日に行う地方もあるそうです。